超純な彼と微不純な彼女
【2人だけの夜】
「流奈、じゃぁなっ!」
と響くんは隣のクラスに~
やったぁ!
やったぁ!
やったぁ!!!
なぁ~んだ、響くん、ちゃんと覚えてくれてたじゃん!
そりゃあそうよね、カワイい彼女のバースデーだもんね。
ちょっと聞いた?
ディナーだって!
響くん手作りの料理だって!
お泊まりだって!
…………って、ちょっと待って……確か、確か、家族みんなで墓参り、それも一泊って言ってたよね。
…………って事は、もしかして、もしかしなくても2人だけの夜って事?
よっしゃ!
思わず、大きな声を出してしまった私………。
親友の愛理が不思議そうな目で……私の顔を覗いていた。