超純な彼と微不純な彼女
【2人だけの夜】
「ねぇ~流奈~
ホントにクリスマスの予定、計画してないの?」
「愛理……ひつこいよ、私と響くんは、そんなお金ないし、愛があったら、どこだっていいの。
例えば…ファミレスだってマックだって……」
「いい話し……あんだけどな……」
と愛理が私の顔を覗き込む……さも言いたげなのに、焦らすような目で……。
「何よ、いい話しって?」
「聞きたい?聞きたい?聞きたいんでしょ?」
「愛理が言いたいんでしょ?」
「流奈が聞きたい顔してるから、教えてあげるよ」