女の子として見てください!
「ええええと、い、嫌とかじゃないんですけど、それはもうちょっと待っていただけるとですね……!」

私は動揺しながらそう答えるけど、翔さんはすごく冷静に。

「そうだよな。ごめんごめん。俺ががっつきすぎた。また今度な」

そう言って、私の頭をポンポンと撫でてくれる。


うう……ほんとに嫌とかじゃないんですよ。がっつかれているとも思っていないです!ただ……




(実は処女です、って、いつ言えばいいんだろう……!?)



――そんなわけで、私は今日、大好きな人とお付き合いをすることになりました。

そんな新たな課題を残して。
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