女の子として見てください！

「じ、実はそれを相談したいとも思っていまして……」

素直にそう言うけど、【えー、知らないよぉ】とあしらわれる。ちょっと！美しい友情に感動したばかりだっていうのに！


だけどマミはこう続ける。

【翔さんだって、美桜の身体目当てで付き合ってるわけじゃないんだし、そんなのどうだっていいって思うんじゃない？】

う、うーん……。確かに身体目当てじゃないのはわかるし、多分気にしないでいてくれるとは思うけど……でも……。



するとマミは。

【あんたたち、次のデートはいつなのよ？】

「え？ えーと、来週は休みが合わないから、再来週の日曜日だけど」

【じゃあそこで言いな。言わなきゃいけないことでもないと思うけど、いつか言いたいって思ってるなら、いつ言うんだっていうのをかきちんと決めといた方がいいから。
だからといって、気負わなくていいからね。自然に身を任せればいいのよ】

マミにそう言われ、私は彼女の言葉通りに、決意した。
今度のデートで、翔さんに打ち明ける。私が処女だということを。