女の子として見てください!
「ああ、うん。同じ職場の。いや、年下。
顔はまぁ、かわいいけど。
会わせろ? まあ、そのうちな。
うん、うん。じゃあ、またな」
そう言って通話を切って、リビングへ入る。
仕事が終わり、駅から家までの道を歩きながら、俺は高校時代からの友人に、彼女ができたという報告をしていた。
……自分の恋愛の話を自分からするなんてとてつもなく恥ずかしく、できることなら避けたいけれど。
ユキと別れた時に激しく落ち込んでいた俺を励ましてくれた親友にくらいは、ちゃんと自分の口から報告しなくてはと思った。
風呂に入り、タオルで髪を拭きながら、寝室へと向かう。
壁掛けに目を向ければ、時刻は二十三時。
まだ起きていられるな。読みかけの小説の続きを読もう。そう思い、俺は本棚から本を取り出し、ベッドに横たわりながらそれを開いた。
読んでいる途中で、ベッドのサイドテーブルに置いておいたスマホが【ピコン】と鳴る。
LINEの着信音だ。こんな時間に誰だ?美桜かな。
まあいいや、今いいところだからもう少し読み進めよう。美桜だったとしても、別にすぐに返信しなきゃ拗ねるタイプでもないしーーと思ったのだけど。
【ピコン】
ん? また? まあ、いいや。続きをーー……
【ピコン】
【ピコン】
【ピコン】
【ピコン】
なに⁉︎ なんだ⁉︎
【ピコン】
【ピコン】
あまりに鳴り続けるから、スマホが壊れたのかと疑う。
俺は小説を閉じ、サイドテーブルに手を伸ばし、LINEを開く。
すると、送り主はやっぱり美桜だった。
それはいいのだが、その内容が。
【か】
【け】
【る】
【さ】
【ん】
【お】
【や】
【す】
【み】
【(*´艸`*)】
怖っ‼︎
顔はまぁ、かわいいけど。
会わせろ? まあ、そのうちな。
うん、うん。じゃあ、またな」
そう言って通話を切って、リビングへ入る。
仕事が終わり、駅から家までの道を歩きながら、俺は高校時代からの友人に、彼女ができたという報告をしていた。
……自分の恋愛の話を自分からするなんてとてつもなく恥ずかしく、できることなら避けたいけれど。
ユキと別れた時に激しく落ち込んでいた俺を励ましてくれた親友にくらいは、ちゃんと自分の口から報告しなくてはと思った。
風呂に入り、タオルで髪を拭きながら、寝室へと向かう。
壁掛けに目を向ければ、時刻は二十三時。
まだ起きていられるな。読みかけの小説の続きを読もう。そう思い、俺は本棚から本を取り出し、ベッドに横たわりながらそれを開いた。
読んでいる途中で、ベッドのサイドテーブルに置いておいたスマホが【ピコン】と鳴る。
LINEの着信音だ。こんな時間に誰だ?美桜かな。
まあいいや、今いいところだからもう少し読み進めよう。美桜だったとしても、別にすぐに返信しなきゃ拗ねるタイプでもないしーーと思ったのだけど。
【ピコン】
ん? また? まあ、いいや。続きをーー……
【ピコン】
【ピコン】
【ピコン】
【ピコン】
なに⁉︎ なんだ⁉︎
【ピコン】
【ピコン】
あまりに鳴り続けるから、スマホが壊れたのかと疑う。
俺は小説を閉じ、サイドテーブルに手を伸ばし、LINEを開く。
すると、送り主はやっぱり美桜だった。
それはいいのだが、その内容が。
【か】
【け】
【る】
【さ】
【ん】
【お】
【や】
【す】
【み】
【(*´艸`*)】
怖っ‼︎