女の子として見てください!
こんなに、好きなのに
「翔さん、あーん」
「……なんのつもりだ」
翔さんは私を睨みつけると、私を無視して社食のラーメンを食べ始める。
昨日の今日で手が痛いかもしれないから食べさせてあげようと思ったんだけどなぁ。お昼時を少し過ぎているせいか、ちょうど辺りに誰もいないし。だけど翔さんからは、「もう痛くないし、余計なお世話だ」と言われる。
そっけなくされるのは相変わらずだけど。
それでも私は、なんだかうれしかった。
だって昨日、翔さんから私への気持ちをちゃんと聞けたから。
まだ「好き」とは言われていないけど、翔さん自身が思っていた以上に、翔さんは私のことを気になってると言ってくれた。
それに、キス……も、しようとしてくれたよね。飯尾君が現れてできなかったけど。
さらに、ふたりきりの時は名前で呼んでくれるようになった!
日に日に増していく翔さんへの想い。
でもきっと、この気持ちは完全な一方通行なんかじゃない。
がんばって、翔さんに私のこと好きになってもらいたい。
そんなことを思いながら、社食のカレーを食べ始めると。
「お前さ」
と、翔さんに声をかけられる。
はい?と、顔を上げると、翔さんは私の方を見て。
「……今度の土曜日、ヒマ?」
と、聞いてきた。
「……なんのつもりだ」
翔さんは私を睨みつけると、私を無視して社食のラーメンを食べ始める。
昨日の今日で手が痛いかもしれないから食べさせてあげようと思ったんだけどなぁ。お昼時を少し過ぎているせいか、ちょうど辺りに誰もいないし。だけど翔さんからは、「もう痛くないし、余計なお世話だ」と言われる。
そっけなくされるのは相変わらずだけど。
それでも私は、なんだかうれしかった。
だって昨日、翔さんから私への気持ちをちゃんと聞けたから。
まだ「好き」とは言われていないけど、翔さん自身が思っていた以上に、翔さんは私のことを気になってると言ってくれた。
それに、キス……も、しようとしてくれたよね。飯尾君が現れてできなかったけど。
さらに、ふたりきりの時は名前で呼んでくれるようになった!
日に日に増していく翔さんへの想い。
でもきっと、この気持ちは完全な一方通行なんかじゃない。
がんばって、翔さんに私のこと好きになってもらいたい。
そんなことを思いながら、社食のカレーを食べ始めると。
「お前さ」
と、翔さんに声をかけられる。
はい?と、顔を上げると、翔さんは私の方を見て。
「……今度の土曜日、ヒマ?」
と、聞いてきた。