女の子として見てください!
「でね、今度の土曜日、翔さんと水族館行くことになったのー!」
その日の夜。私は家に帰ったあと、電話でマミに今日のことを報告していた。
【へぇ、良かったじゃん。
それにしても、あの合コンの帰りにバーで出会った男性が美桜の上司で、美桜は美桜でその人のこと好きになるとか、何度聞いてもなかなか衝撃的だわー】
「ね。なんか運命的っぽいよね!」
【はいはい】
「ねぇ、なに着てこう⁉︎」
【そうだなぁ。
よし、デート当日まで、私が服とか髪とかメイクとか、いろいろ相談に乗ってあげる!】
わわっ、ほんとに⁉︎
オシャレで恋愛経験も豊富なマミにそこまでしてもらえるなら百人力だよー!
よろしくお願いします!と、私が力強く伝えると、マミは。
【……私さ】
と、なにやら真剣なトーンで話し始める。
「ん? なに?」
【今まで、美桜は自分の本当の姿を隠してればきっとすぐにでも彼氏できるのにってずっと思ってた。まあ、ウソがつけないのが美桜のいいところってのもわかってはいたんだけど。でも、合コンや紹介のたびにガックリしてる美桜を見て、早く幸せになってほしいって思ってたからこそ、そう思ってたんだよね。
だけど、今度好きになった人は、美桜の中身をちゃんと見てくれてる人なんだよね。私も本当の美桜のことが好きだからさ、美桜とその人がうまくいってほしいと思う】
「マミ……」
【美桜に彼氏ができてほしい、じゃなくて、美桜と翔さんが付き合ってほしい、って思う。
ほんとに応援してる。がんばって】
親友からの心からの応援を受けて私は。
「うん! がんばる!」
と、改めて思ったのだった。
その日の夜。私は家に帰ったあと、電話でマミに今日のことを報告していた。
【へぇ、良かったじゃん。
それにしても、あの合コンの帰りにバーで出会った男性が美桜の上司で、美桜は美桜でその人のこと好きになるとか、何度聞いてもなかなか衝撃的だわー】
「ね。なんか運命的っぽいよね!」
【はいはい】
「ねぇ、なに着てこう⁉︎」
【そうだなぁ。
よし、デート当日まで、私が服とか髪とかメイクとか、いろいろ相談に乗ってあげる!】
わわっ、ほんとに⁉︎
オシャレで恋愛経験も豊富なマミにそこまでしてもらえるなら百人力だよー!
よろしくお願いします!と、私が力強く伝えると、マミは。
【……私さ】
と、なにやら真剣なトーンで話し始める。
「ん? なに?」
【今まで、美桜は自分の本当の姿を隠してればきっとすぐにでも彼氏できるのにってずっと思ってた。まあ、ウソがつけないのが美桜のいいところってのもわかってはいたんだけど。でも、合コンや紹介のたびにガックリしてる美桜を見て、早く幸せになってほしいって思ってたからこそ、そう思ってたんだよね。
だけど、今度好きになった人は、美桜の中身をちゃんと見てくれてる人なんだよね。私も本当の美桜のことが好きだからさ、美桜とその人がうまくいってほしいと思う】
「マミ……」
【美桜に彼氏ができてほしい、じゃなくて、美桜と翔さんが付き合ってほしい、って思う。
ほんとに応援してる。がんばって】
親友からの心からの応援を受けて私は。
「うん! がんばる!」
と、改めて思ったのだった。