独身一般職(37) vs 新人リア充(20)
少しだけ迷ったが、上半身をひねり身体を彼の方に向けてみる。

恥ずかしいから、顔だけは彼の肩の向こうの床を見つめていた。

肩にかかっていた彼の両腕は、自然と私の背中の方まで回ってきて、今度は身体ごと彼に抱き締められる。


私は何も言わずに彼の腰に手を回した。


「…あぁ、もう駄目。俺我慢できない」


抱き締められていた腕にさらに力が入り、私はソファの上で横向きにあぐらをかく、彼の腰の上で跨がる格好になってしまった。


ちょうど私の腰の下部分には、彼のそれが布越しでもわかるくらいに私のことを突き上げていた。

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