独身一般職(37) vs 新人リア充(20)
そしてパソコンのキーボードをゆっくりと叩き出した。
「ストップストップ!
香坂さん、印鑑照合はしたの?」
「印鑑?
職員のだから、印鑑は合ってると思いました」
その勝手な判断がコワイのよ。
「職員の書類だろうが、基本は守って。
さっきだって、下風代理の生年月日が間違っていたでしょ?」
「はい、すいません」
まだまだ彼女からは目を離すことができない。
取り返しのつかないことになってしまったら大変だ。
つい先日も、通帳に入金をするところで、出金の処理をしようとしていたために、処理が完了する前に寸前で止めたのだった。
新人にはよくあるミスだが、通帳に記帳になってからでは遅いのだ。
「ストップストップ!
香坂さん、印鑑照合はしたの?」
「印鑑?
職員のだから、印鑑は合ってると思いました」
その勝手な判断がコワイのよ。
「職員の書類だろうが、基本は守って。
さっきだって、下風代理の生年月日が間違っていたでしょ?」
「はい、すいません」
まだまだ彼女からは目を離すことができない。
取り返しのつかないことになってしまったら大変だ。
つい先日も、通帳に入金をするところで、出金の処理をしようとしていたために、処理が完了する前に寸前で止めたのだった。
新人にはよくあるミスだが、通帳に記帳になってからでは遅いのだ。