独身一般職(37) vs 新人リア充(20)
当日はいつものように現地集合だ。
社宅に住んでいるミューと香坂さんは、二人で来ていて、ちょうど『かすがや』の入り口で私と合流した。
店員に個室に案内されて、最初に部屋に入った香坂さんは、迷うことなく奥の座席…つまり上座に腰を下ろした。
ミューもそれに違和感を感じたらしく、何も言わずにこっちを振り返ったが、私は小さく首を振った。
一応仕事外で、私達は上司でもなんでもないし、酒の席であまりうるさくもいいたくない。
もちろんこれが、金庫の飲み会になると話も別だが。
とにかくそういう気遣いの部分は、あみちゃんを見て覚えていってくれたらいいなと思う。
「私が最後ですね、遅れてすいません!」
あみちゃんは『かすがや』のときの定位置である、注文用のインターホンのそばの席に腰を下ろした。
社宅に住んでいるミューと香坂さんは、二人で来ていて、ちょうど『かすがや』の入り口で私と合流した。
店員に個室に案内されて、最初に部屋に入った香坂さんは、迷うことなく奥の座席…つまり上座に腰を下ろした。
ミューもそれに違和感を感じたらしく、何も言わずにこっちを振り返ったが、私は小さく首を振った。
一応仕事外で、私達は上司でもなんでもないし、酒の席であまりうるさくもいいたくない。
もちろんこれが、金庫の飲み会になると話も別だが。
とにかくそういう気遣いの部分は、あみちゃんを見て覚えていってくれたらいいなと思う。
「私が最後ですね、遅れてすいません!」
あみちゃんは『かすがや』のときの定位置である、注文用のインターホンのそばの席に腰を下ろした。