【番外編】元ヤン少女が進学校へ。
やばい、からかいすぎた…?
「ご、ごめっ…」
と、あたしは柊季に
謝ろうとした……そのとき。
「わっ…!」
不意にあたしは、
柊季の胸元へと引き寄せられ
ギュッと抱き締められる。
そんな状況に、
あたしは思わずドキッとしてしまう。
「…本当は俺だって、おまえ以外の女と
話したくもねぇよ?」
と、耳元でそんな声が聞こえ
「…へ?」とあたしは聞き返す。
「告白されても、面倒くせぇから
今まで通りシカトしてぇーし…
それで勝手に泣かれても、
別に俺は、なんとも思わねぇー…けど。」
「……けど…?」