再会


しっかりと夢を持って、それに向かって勉強しているというユリィ

彼女とはすぐに友達になった。

とても尊敬できる親友だ。

私なんて、すぐ隣なのに、韓国と言う国について知っていることは、教科書で習った地理や少しの歴史くらい。

でもユリィは日本語も、日本の政治や経済、文化について、私よりも遥かに詳しく知っていたんだ。

自分がすごく恥ずかしくなるくらい。

でもね、ユリィはこう言ってくれたんだ。



「はじめようって思った瞬間がスタートだよ」



いつでもスタートをきることは出来るんだと、彼女は教えてくれた。

私の夢はこれから始まるんだと言ったら、ユリィは全力で応援したいって力強く言ってくれた。



すごいでしょ?

日本にだっていなかった親友が、海を越えて、国を越えて増えていくなんて。

ユリィとの出会いは、私の世界を大きく広げてくれたんだ。

もっと世界を知りたい、自分も飛び出して行きたい、そう思わせてくれたんだ。



< 275 / 319 >

この作品をシェア

pagetop