再会
+ 突然現れた守り神
8月9日
ドイツ・フランクフルト
アムステルダムから、ドイツのケルンへ入った私は、その後デュッセルドルフでも一泊し、さっきフランクフルトに到着したところだ。
ドイツ人は、無類の旅好き、なのだそう。
さすがユースホステル発祥の地。
どこへ行っても、安いながらも綺麗で清潔な部屋が、用意されていた。
朝ごはんも、香ばしいドイツパンとコーヒーが、必ずと言っていいほど出てきて、満足度は今までの国で一番だ。
それに、旅の移動に欠かせない列車も、速さだけでなく、乗り心地もとことん追求されている。
どこへ行っても、快適で気持ち良く旅できる環境が、整えられていた。
そして皆、人懐っこくて、温かい笑顔が印象的だ。
列車に乗っていても、車掌さんは、必ずと言っていいほど切符を確認するたびに、何か話しかけてくれた。
言葉は分らなくても、とにかく笑顔で返すと、ふくよかな体型に見合った満面の笑みを返してくれて、心が和んだ。