暗殺少女は最強の青年を狙う。
今日も疲れた。今日は政府のお偉いさん。


彼が何をしたのかは知らない。


殺せ。と言われたから殺した。



ただそれだけだ。




家への帰り道。色々なところから狙われているため、家からいつでも出れるように大切なものは持ち歩いている。1冊の本と、1枚の写真と、ナイフと銃1丁だ。


家に特に思い入れもない。




だが─「ただいま。」

これは気持ちを切り替えるための言葉だ。

殺し屋から少女に戻るため。



家は完璧とは言えないものの罠などが至るところにあるしここは僕のテリトリー。



比較的安全地帯だ。






──その時だ、あの声が聞こえたのは──
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