【てぃんかーべる】
わたしは
ミニスカと
ピンクのTシャツという
ラフな衣装
照明が眩しい
こんな明るいとこでセックスするんだ
長いマイクを持った
音声さんが
カメラに映らないように位置を確認している
カメラマンが
ADに照明の位置に難ぐせつけている
わたしが一人
ベッドに坐ってると
男優の野元が
黒のブリーフ一枚の格好で
隣りに坐ってきた
「緊張してるよね?」
「はい」
彼は
小刻みに震える
わたしの手を握ってきた
「最初の撮影だもんね
あまり硬くならないように
りらーくす
りらーくす」
野元が変顔で
わたしの緊張を
ほぐそうとしてくれた
けど
緊張で口の中が渇き
下腹が痛かった
野元が
なにか会話を交わしてきたが
全て「はい」の
一辺倒で答えていた
映像の調整を
確認していた
監督が
「よし
じゃあそろそろいこうか
ねるちゃん、自然な感じでいいからね
野元を恋人だと思って」
無理だよ……
でも
「わかりました」
と返事した
わたしの
初絡みが始まった
ミニスカと
ピンクのTシャツという
ラフな衣装
照明が眩しい
こんな明るいとこでセックスするんだ
長いマイクを持った
音声さんが
カメラに映らないように位置を確認している
カメラマンが
ADに照明の位置に難ぐせつけている
わたしが一人
ベッドに坐ってると
男優の野元が
黒のブリーフ一枚の格好で
隣りに坐ってきた
「緊張してるよね?」
「はい」
彼は
小刻みに震える
わたしの手を握ってきた
「最初の撮影だもんね
あまり硬くならないように
りらーくす
りらーくす」
野元が変顔で
わたしの緊張を
ほぐそうとしてくれた
けど
緊張で口の中が渇き
下腹が痛かった
野元が
なにか会話を交わしてきたが
全て「はい」の
一辺倒で答えていた
映像の調整を
確認していた
監督が
「よし
じゃあそろそろいこうか
ねるちゃん、自然な感じでいいからね
野元を恋人だと思って」
無理だよ……
でも
「わかりました」
と返事した
わたしの
初絡みが始まった