【てぃんかーべる】
「仕事休みな英理ちゃんの
 明日の予定は?」

私に
背中を向けてる智史が訊いてきた

「明日はね。
 えーと、
 友達と遊ぶかな」

私は湯船につかり
彼の背中を洗いながら答える

「何時に帰ってくるの?」

「遅くならないよ。
 智史の帰宅前には買い物して
 豚キムチつくって待ってる」

「やった。
 明日腹減らして帰ってくるし」

「いつもお腹減らして帰ってくんじゃん」

「いつもはメガパー腹減らして帰るけど
 明日はギガパー腹減らして帰ってくる」

「はいはい
 じゃあテラパー焦がれて待ってますよ」

そういって
湯船の湯を彼の背中にかけた

ほんとは
明日読者モデルの面接なんだけど……

嘘をついてごめんね
私は胸の内で舌を出した

「ん?どしたの」

彼が私の胸を
じっと眺めるので訊いた

「なんかおっぱいでかくなってね」

「え」

自分の胸をみたけど
よくわからない

「生理前だからかな」

「つぎの生理いつ?」

智史が頭を洗いはじめる

「んーー
 もうすぐだよ
 予定は明後日くらいかな」

「えっ
 マジ?
 じゃあそろそろナマとか……」

「だめだよ
 赤ちゃんできちゃうじゃん」

「生理前と後の三日間は
 卵子いないから
 中で出してもオールブルー」

「完全な避妊はないし
 智史のどこで仕入れたかも
 わかんない情報で
 妊娠したくないもん」

「ねぇねぇ
 英理ちゃん
 なんか股間やばい」

ん?と声を出し
彼の股間をみた

「え
 頭洗いながらでも勃つんだ
 すごいね
 男っていつでも勃っちゃうんだ」

「なぜか
 元気になっちゃいました
 舐めたい?」

私は彼の股間を
まじまじとみつめ

「大きいからやだ」といった

「英理は
 口の中で大きくなっていくのが
 好きなんだよな
 ……お湯かけて」

「そだよ
 口ん中で
 むくむく膨らんでいくのが
 なんか好き」

そういって
彼の頭にゆっくりお湯をかけた
< 40 / 275 >

この作品をシェア

pagetop