3年前の君へ 〜下駄箱536の1つ下の秘密〜





「柊!お前、本当に寝てたんじゃないのか?」

「・・・・・・」

「いいか。この文は、
 『私は自分が大変な失敗をしたとは考えずにはいられない。』
 という意味だ。
 つまり、ここに入るのは?」

「・・・cannot help think?」

「はい、そこな。
 単語はあってるけど、『~せずにはいられない』という意味の熟語は、cannot help+~ingだ。
 いいか?進行形だからな。」

「・・・はい。」

「よし、もう座っていいぞ。」

私は無言で席に座る。



・・・今日は恥ずかしいことしかしてない気がする。




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