3年前の君へ 〜下駄箱536の1つ下の秘密〜




初めて下駄箱に手紙が入れられた日から、5日。

週が明け、月曜日になった。


下駄箱を開けた瞬間、私は止まった。

と、同時に、頬が緩み、にやけてしまった。



なぜなら、



・・・二つ折りされた手紙がおいてあったから。



この前と、同じ場所に。


今日は、ちゃんと靴を履き替えて、紙を手に取り、教室に戻った。



落ち着いて教室に入り、自分の席についた。

すぐに、手紙を開く。

今日の手紙も、A5サイズのメモ帳だった。

前回と違うのは、私の大好きなうさぎのキャラクターがかかれたメモ帳が使われている、ということ。



誰からかわからない、謎の手紙の内容を見ることに、私はなぜかすごくワクワクしていた。




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