3年前の君へ 〜下駄箱536の1つ下の秘密〜





パシャ——————

手紙の内容を写真に収める。

手紙を返してしまえば、この手紙は私の下には残らない。


・・・それが少し寂しかったから。

1回目の手紙も実は、下駄箱にいれる直前に写真を撮っておいた。


誰からかわからない不思議な手紙。

危ないかもしれないのに、それでもさらに知りたくなる。

もっともっと知りたくなる。


顔も名前も知らない、知っているのは同い年だということ。

それと、未来の私の彼氏、だということ...


予知能力者でもない私は、そんな情報では誰か、なんてまったくわからない。





< 17 / 114 >

この作品をシェア

pagetop