3年前の君へ 〜下駄箱536の1つ下の秘密〜
けれど、そんな相手との手紙のやり取りは、なぜか今の私にとってすごく楽しみだった。
「・・・なんて書こうかな。」
・・・そういえば、どうして私の好きなキャラクターを知っているんだろう。
未来の私が、彼に話しているのかな?
・・・っていうか、未来の彼からの手紙をどうして17歳の彼が書けているんだろう?
疑問は尽きないが、とりあえず返事を裏側に書く。
『こんにちは。
私がそのキャラクターが好きだって、よく知ってましたね!!
実はそれ、友達から教えてもらったんです!
そのキャラクター一目惚れでした。』
一度そこでペンを止めた。
・・・彼のことは何て呼ぼう?
んー、んー・・・
よし!決めた。