3年前の君へ 〜下駄箱536の1つ下の秘密〜
とりあえず、先にお返事を書くことにした。
『明依ちゃん、っていうんです。その幼馴染。
そうですか、今も仲良しなんですけど...
3年後も仲良しって聞いて、うれしくなりました!
んー、そうですね...
今の私は、お酒があまり得意ではありません。
でも、大人になったら飲みたいなあとは思っているんです。
3年後の私は20歳ですよね?
お酒、飲めるようになっていますか?』
今聞いて、3年後の私を知っても、それが真実か、確かめる術はないけれど。
それでも聞きたかった。