3年前の君へ 〜下駄箱536の1つ下の秘密〜
3年越しの想い
チュンチュン————— チュンチュン—————
「ん?」
カーテンの隙間から漏れる光の明るさで、目が覚めた。
ベッドに置いてある目覚まし時計を見ると、日付は文房具屋に行った次の日を示していた。
” 6:55 10/5 ”
7:00にセットしていた目覚まし時計を止めて、体を起こし腕を天井に向けてあげた。
「んー!!」
軽く伸びをしてから、ベッドを出た。
「久しぶりに思い出したな...」
今日見た夢は、3年前の懐かしい思い出だった。
・・・私の大切な初恋。