3年前の君へ 〜下駄箱536の1つ下の秘密〜






・・・男?

視線の先の彼女は、そいつと話して嬉しそうに笑っていた。

男も、奏音ちゃんを見てうれしそうにしていた。




・・・ムカつく。




ん?ムカつく?

今、俺



むかつく



って思った?

え?なんで?






キーンコーンカーンコーン—————


はっ・・・。


チャイムの音に、はっと我に返った。

気が付くと、さっきまでいた女子たちは、すでにいなくなっていた。





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