3年前の君へ 〜下駄箱536の1つ下の秘密〜




たったそれだけの内容だった。

確実に怪しい手紙。

普段の私なら、絶対に返事なんて返さない。


・・・その前にこういう手紙もらったことないけど


いや、じゃなくて!それは、おいといて。


この手紙に、私は嫌悪感を感じなかった。

むしろ、私もお話したい。と思ってしまった。



・・・ただ入れておくだけでいいのかな?

いや、さすがにそれだけだと...ね。


んー...そうだなあ。



・・・あっ!

うん。そうだ。返事を書いて入れておこう。


さっそく、返事を書こうとするが、表面は相手の字いっぱいで書けなかった。

それなら裏に書こうと、手紙を裏返したとき、



「よし、以上。
 挨拶ー。」




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