明日も、明後日も、この先も。
自分の中でショウは寂しさを埋めてくれる友達。
信頼できる友達。そばにいてくれる友達。
そんな風に思ってた。
「着いたよ、ここだよ。どーぞ!」
いつもの笑顔で手招きしてくれた。
「おじゃましまーす」
なんて無防備に家に上がった自分。
前を歩いていたショウがいきなり後ろを向いて抱き締めてきた。びっくりしすぎて何も言えないでいた私。するとショウが話し出した。
「オレ、ミナミのこと好き。真剣に俺と付き合わない?」
「…でもっ」
でも友達でいるんじゃないの?って聞こうとしたら遮られた。
「オレはミナミを一人にしないよ」
そんな言葉を言われた私は寂しさに勝てなかった。
「いいよ、付き合おう」
私はそう答えた。