堅物男子と甘い恋




「本当の友達だったら、更生してほしいって思うだろ。処分受けさせて反省させるだろ。

このままあいつらを放置しといたらいつかとんでもないことしでかすかもしれないだろ。それこそ犯罪とか、な。」



友達だからこそ、ちゃんとしてほしい、真っ当な人生生きてほしい。



先輩のいうことは間違ってない。



じゃあ私の、友達だから庇う、っていうのは先輩の言う通り逃げてるだけ?偽善?


わかんない、わかんないよ。



…ううん、わかってる本当は。失いたくないんだ。数少ない友達を。


いつかまた笑いかけてくれるって、期待してるんだ。



「ごめん、なさい…」


そういうと先輩はフッと微笑んだ。




「…いや、俺も言い過ぎた。職員室行くぞ。」



「はい…!」



みぃちゃん、りっちゃん。

わたしは二人共好きです。いつかまた仲良くなれることを願っています。




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