堅物男子と甘い恋



「せ、先輩?」



「あぁ、どうした?」



「あの、腕痛いんですけど…」



先程からギュッと強く握られてる腕。



「あ、悪い…」



先輩はそう言って私の腕を解放した。



すると、



「まっいか先輩〜!」



私を呼ぶ声が背後から聞こえた。



「あ、姫華ちゃん。今帰り?」



「はい。って、会長も一緒なんですね。いつも一緒に帰ってるんですか?」



姫華ちゃんがニヤニヤとしながら聞いてくる。



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