堅物男子と甘い恋
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それから全ての人が終わった。
来る前は先輩が終わったら帰ろうかと思ってたけど、あの先輩を見てしまったらどうしても一度あっておきたかった。
どこに行けば会えるかな?出口で待ってれば来てくれるかな。
どこに行けばいいかわからなくてウロウロしてると、
「北野。」
私が今探し求めていた人の声が聞こえた。
「先輩…っ!」
振り向くとそこには制服を着たいつもの先輩がいた。
「先輩、かっこよかったです!」
身体全体で喜びを表現すると先輩は苦笑した。