堅物男子と甘い恋




「物理的な暴力はもちろんのこと性的暴行もしろって言われたんだ。ごめんね。優しい北野ならわかってくれるよね」



そう言って木村くんは私を殴り始めた。



「拒めなくなるくらい殴ってからやれって言われたんだ。恨むなら赤井くんを恨んでね。」




痛い。

痛い痛い痛いーーーー




パンパンと頬を殴られる。


いじめっ子には親にバレないようにお腹とか見えないところばかり殴られてた。



殴られすぎて意識が遠のいてきた頃、



「ーー…い、……てる…」




聞き覚えのある声が聞こえた。



なんて言ったかはわからないけど祐也くんの声だった。



そして私は意識を失った。




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