堅物男子と甘い恋




「私?私はーー」



舞花先輩は俯きながら口を開く。



「わかんない…」


「え?」



「どうすればいいのかわかんない…諦めたくない、だけど傷つきたくない。

先輩のことが好きだから。」



舞花先輩…

亜子ちゃんには悪いけど私は舞花先輩を応援する。



「とりあえず、いつ、どこで、どういう経緯で告白をみてしまったのか教えてください。」




すると舞花先輩は衝撃的なことを口にした。



「元々5時半に、亜子ちゃんに空き教室に呼び出されてたの。

それで行ってみたら先輩が亜子ちゃんに告白してたって感じ。」




「は?」




たまたま呼び出された場所でたまたまその時間にたまたま会長が亜子ちゃんに告白をした?




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