堅物男子と甘い恋
「ただいまー」
家につき、リビングへと行く。
「おかえりなさい。そうだ、お母さんね、しばらく群馬に戻ることになったわ。」
「ーーは?」
「おばあちゃんが倒れたのよ…おじいちゃんはもう亡くなってるしひとりだから不安なのよ。
急でごめんね。あんたはどうする?来るなら学校休んでもいいわ。でも無理してこなくてもいいわよ。」
お母さんは、いつも私の意思を尊重してくれる。
「いつ、いくの?」
「もう明日から行こうかなって。多分1週間くらい向こうにいることになるわ。」