堅物男子と甘い恋
「お久しぶりです。」
「舞花とはもう会った?」
「はい、つい先ほど。そういえば、舞花ってどこの学校に転校したんですか?確か、静岡ですよね。」
「そうよ、矢橋高校よ。漢字はねーー」
丁寧に教えてくれる北野のお母さん。
「ありがとうございます。では、僕もそろそろやることあるので。」
そう言って俺は家に帰る。
今すぐにやらないといけないことがあるからな。
「っと、矢橋高校のホームページは…っと。」
矢橋高校のホームページに書いてある電話番号にかける。
そう、俺は舞花の学校に電話をして小松と話そうと思ってるのだ。
我ながら馬鹿げてるとは思うが、舞花を傷つけたアイツを俺は許さないし、なにか誤解があるなら解いてやりたい。