堅物男子と甘い恋
すると事務員さんは、ああ、となにか閃いたようだった。
『もしかして小松 陽斗でしょうか?今生徒会長やっている…』
生徒会長をしているかどうかなんて知らないし、何度も言うけど下の名前は覚えていない。
「あー…そうですね。変わっていただけるでしょうか?」
だけど今は手がかりがそれしかないため、繋いでもらう。
「わかりました。呼び出すので少々お待ちください。もう1度お名前伺ってもよろしいでしょうか?」
「赤井 祐也です。」
俺がそう言うと保留の音楽が流れ始める。
クラッシックだった。