堅物男子と甘い恋




「あら、そうだったの?それは失礼しました。でもなんで今の学校の生徒会長さんがこちらへ?」



すると先輩はフワリと笑った。



「娘さんが心配だったので来てしまいました。ご迷惑かけて申し訳ありません。」



そしてその笑顔にメロメロになるお母さん。


ーーそうだった。お母さんはミーハーだった。




「そうでしたの?舞花のために…本当にありがとうございます。それで舞花とはどういう関係で?」



「…ただの先輩だよ。」



私がそう言うと先輩は少し、傷ついたような顔をする。


…なんでそんな顔するの。先輩には亜子ちゃんがいるじゃん。



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