堅物男子と甘い恋




「では、宜しくお願いします。荷物はこちらでまとめておきます。舞花、しばらくこのイケメンさんを案内しなさい。」



そう言ってお母さんはおばあちゃん家に入っていった。


…って、え?


もしかして私、先輩の家に泊まることになった?




「ていうか、先輩、一人暮らしでしたよね?」




家族と一緒に住んでるってお母さんに言ってたけどそれは嘘だよね?



「あぁ。そうでも言わないとおまえを連れていけないって思ってな。」



先輩は何を考えてるのかわからない。



「とりあえず、赤井のとこいくか?」



「そうですね。」



ここから祐也くんの家まで歩くと数十分かかるけど、まぁいいか。



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