堅物男子と甘い恋
「舞花。俺達はまたしばらく距離を置こう。」
「え?」
「次会うときは…そうだな…」
少し考えてから祐也くんは私の耳元に顔を寄せた。
「おまえと小松の結婚式、だな。」
先輩に聞こえないような声でそういう祐也くん。
け、結婚…!?
瞬時に顔が赤くなる私。
そんな日、来ないよ…
「だから絶対実らせろよ。それで俺を招待しろ。」
ハハッと笑う祐也くんと顔が真っ赤の私。
そしてわけがわからなさそうに首を傾げる先輩。