堅物男子と甘い恋
好きな人の好きな人
あれから数時間後。
荷物をまとめてもらい、私達は新幹線と電車を乗り継いで住んでる場所へと戻る。
「ん、ついたぞ。」
「あ、はい…お邪魔します。」
先輩の家にくるのは生徒会メンバーとテスト勉強をした時以来だった。
「…もう夜も遅いし、風呂はいって寝るか。」
「そ、そうですね…!」
妙に緊張してしまうのはふたりきりだからだろうか。
「…明日は日曜日だからゆっくり休めよ。」
「はい。ありがとうございます。」
そうして先輩と別れて、私はお風呂に入ってすぐに寝たのだった。