堅物男子と甘い恋
「もう昼だけど…どうする?昼飯食べるか?」
「や、まだお腹すいてないです。」
「まぁ、寝起きだもんな。」
…なんとなく気まずい。
「あのさ…」
すると先輩は口を開いた。
「亜子の件なんだけどさ。」
亜子ちゃんの話?
やだ、逃げたい。聞きたくない。
でも、聞かなくちゃ。受け止めなくちゃ。
「先輩が、告白したことなら知ってます。」
そう思うのに、なぜか早くこの話題を終わらせようとしてしまう。
もう知ってるから言わないで。
そんなことを思ってしまう。