堅物男子と甘い恋



「さぁ、どうだろうな。」



だけどすぐにからかうように目を細める。


「ーーっ。やっぱ冗談なんじゃないですか!先輩の女たらし!」



ほんと、人の気も知らないで。


ひどいよ、先輩。もう、手遅れなほど好きなんだから。



「先輩、」



「なんだ?」



「私、もう1人でも大丈夫です。」



「は?でも親御さんが帰ってくるのはーー」



そういうことじゃなくて。



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