堅物男子と甘い恋
生徒会長の怒り
小松 陽斗side
「失礼しました。」
放課後の生徒会室。北野に鍵を渡して帰らせると、再びピリピリした空気がはしる。
「先輩。聞きたいことってなんですか?」
この生徒会室には今、加藤と俺と亜子がいる。
小野と佐野には別室で資料まとめをしてもらっているのだ。
「そうだな、まずは加藤からだ。亜子は一旦廊下に出ていけ。」
「はい。わかりました。」
すっかり生徒会室の常連になった亜子は一旦生徒会室を出ていく。
そして、俺と加藤のふたりになる。