堅物男子と甘い恋




「小野くんは、悪くないよ。しかも私傷ついてないし。ね?」



私がそういうと小野くんはフッと悲しげに笑った。




「…気遣いありがとな。」



「気遣いとかじゃなくて…」



本当に、小野くんは悪くないよ。



「いや、いいんだ。俺はもう二度とあんな思いしたくないからな。」



小野くんは悲しげな笑顔でそういった。




「チャイムなるから席戻ろうぜ。」



「うん…」




小野くんは過去に何かあったのだろうか。


あるとしたら恋愛関係?それとも、ほかのこと?


どれだけ考えてもわかるわけないから気にしないことにした。




< 46 / 475 >

この作品をシェア

pagetop