堅物男子と甘い恋
…いつみても、先輩の私服はオシャレだなぁ。
そう思ってると先輩は私の顔を見るなりギョッとしたような表情になる。
「おまえ、それ…」
「なんですか?」
「…とりあえず部屋に戻れ。」
先輩はため息をついて私の家に入ってくる。
え?私、なんかしたかな?
「親御さんは?」
私の部屋に入るなり、そんな事を聞く先輩。
「仕事なのでいないです。」
私がそういうと先輩は机の上にあったメイク道具を漁り始めた。