堅物男子と甘い恋



もっと、って思ってしまう。



私でよければいつでも頼ってください。



「北野。ごめんな。ありがと。」



先輩はそう言って離れていった。




…少し寂しいと思ってしまったのはきっと、気のせいだ。




「さて、ほんとに帰るか。」



「はい。」



先輩の帰る支度を少し待って、私達は生徒会室を出た。




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