堅物男子と甘い恋
「俺は加藤 レイヤっす。まだまだかわいい1年生で一応ハーフでーす。」
よろしく、と言ってウィンクをする加藤くん。
てか、年下だったんだ。
加藤くんは一件、優しそうで柔らかい感じだけど、実際喋ってみると結構チャラかった。
「それよりさ、オネーサン。」
お、オネーサン?それって私のこと?
「オネーサンはやめてほしいかな…」
「んじゃ、舞花で。」
また、ウィンクされた。
「…先輩をつけろよ。」
小野くんが呆れたように加藤くんに注意をする。
「うえー…じゃ、舞花センパイで。」
「あ、はい。」
めっちゃ嫌そうな顔をされたけどなぜだろう。転校生の私に先輩呼びしたくないとか?