堅物男子と甘い恋
「そんなことよりさぁ、カイチョーさん。一体なんのようなの?部外者の舞花センパイまで呼び出して。」
加藤くんが椅子を回転させて先輩に詰め寄る。
「…あぁ、そうだったな。では率直にいおう。加藤と北野、お前ら付き合え。」
先輩は真面目な顔して言いきった。
「「は?」」
重なる私と加藤くんの声。
「急に呼び出したと思ったらなんなの?カイチョーさん。付き合えって…理由教えてくんない?」
加藤くんは混乱してるようで、先輩に詰め寄る。
うん。そりゃそうなるよね。私もだいぶびっくりしてる。