堅物男子と甘い恋




「今から話すから黙っとけ。…まず北野おまえ、女友達できたか?」



そんなことを言われて言葉に詰まる。



「…できて、ません。」



私がそういうと先輩はやっぱりな、といって頷く。



「…先輩。プランBやるんですか?」



すると小野くんが重々しくそういった。



「あぁ。これ以上はまずいと判断した。」



一体なんの話だろう?わけがわからなくて首を傾げる。




「あのね、加藤くん。加藤くんは部活でいなかったからわかんないかもだけどこれ。例の件のBプラン。」




すると姫華ちゃんがどこからか書類を持ち出して加藤くんに見せる。



「…なんで副会長の俺に連絡来てなくて書記の小野先輩は知ってるんだよ。同じサッカー部で生徒会顔出してないのに。」



加藤くんはブツブツ言いながら書類に目を通す。




…私もみたいな。その書類。その書類にBプランがどうとか書いてあるんでしょ?



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