堅物男子と甘い恋
というか、割と本気でなんの話してるのかわからない。
全く話についていけない。
「…まぁ、そういうことで加藤と北野には付き合ってもらう。」
私に拒否権なんてないようで、この話は終わりだ、とでもいうように先輩は立ち上がる。
「…嫌です」
だけど私は否定した。拒否した。
自らの意見を述べた。
「私、Bプランとか知らされてないのにいきなり付き合えとか意味がわかりません。」
生徒会室を出ていこうとする先輩の背中に向かってそういう。