堅物男子と甘い恋
「お願いです。生徒会長と仲直りしてくれませんか?生徒会長はきっと、舞花先輩が大切だっただけなんです。」
真っ直ぐな瞳に見つめられ、ぎゃくに私は逸らしてしまう。
知らなかった。ううん、知ろうとしなかったのかな。
先輩が悪いって勝手に決めつけて勝手にイライラして、当たってた。
「…謝ってくる。」
先輩は今どこにいるのだろうか。
「先輩のクラス、何組ですか?」
「…、A組です!」
姫華ちゃんは嬉しそうに笑ってくれた。
3年生って確か、別校舎だったよね。