青いココロ

何だか調子が狂う。

とりあえず、このテンションの差が虚しい。



「あ、だったら俺のジャージ貸しましょうか?
確か今日は学校帰りなんであったはず。」

と冷静を取り戻したかのように見せながら尋ねた。


藤さんはというと、少し考えたのち


「いや、やめておく。」

と答える。


「だって………」



ん?だって何なんだ?


「だって?」



「……………。」






あのぉ、その意味深な間(ま)もやめてもらえませんかね?



俺、この人苦手かもしれない。



「それにしてもさ」



気にする俺は無視して
彼は話を変えて、語り出した。


まぁいいけどさ、気にしないよう努力しとくよ;





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