青いココロ
だけど
この時、この雨さえ降らなければ…
この時、この日記さえ読まなければ…
この時、謎で危険な男の言葉を聞かなければ…
こんなに深く考えることも
こんなに誰かを想うことも
こんなにどうしようもない気持ちになることも
なかったんだろうな。
俺はますます
クローバーって奴が
気になって仕方なかった。
いったい君はどんな奴で、
どんなところにいるのか。
彼が言うように、淋しいのなら、どうしたらその淋しさは埋まるのだろうって。
だから、あの時、
ついつい、同じ雰囲気を持つ君に声をかけてしまった。
雨がまだまだ激しく降り続く空の下で………